1 研究主題


学習意欲を高め、一人一人に学ぶ楽しさを体験させる題材の工夫 
―廃材から集成材へ,資源の有効活用を考えた箱の製作―

2 主題設定の理由

普段無駄に捨てられている、身近な廃材を集成材にし、有効に活用させることで、学習意欲を高め、学ぶ楽しさを体験させようと考えた。

また、環境教育が叫ばれている中、資源を大切にする心を育てながら学習を進め、総合的な学習の時間や他教科への学習に発展させていきたいと考え、本主題を設定した。

そこで廃材は、集成材作りから進めていく。この集成材は、板材廃材を用い、はたがねと接着剤を使い、板材を適当な大きさにし、箱の製作を行う。

また、角材の廃材を利用して、ミニ折りたたみイスを作成する。このイスは、花台などの、インテリア製品に仕上げる。小さなものなので、長い角材が必要なく、余りぎれで十分に活用できる。

このように、廃材の利用を考えながら製作を進めることで、学習意欲を高め、学ぶ楽しさを体験させることができると思われる。

3 研究仮説

普段無駄に捨てられている、身近な廃材を集成材にし、有効に活用させることで、学習意欲を高め、学ぶ楽しさを体験させようと考えた。

また、環境教育が叫ばれている中、資源を大切にする心を育てながら学習を進め、総合的な学習の時間や他教科への学習に発展させていきたいと考え、本主題を設定した。

そこで廃材は、集成材作りから進めていく。この集成材は、板材廃材を用い、はたがねと接着剤を使い、板材を適当な大きさにし、箱の製作を行う。

また、角材の廃材を利用して、ミニ折りたたみイスを作成する。このイスは、花台などの、インテリア製品に仕上げる。小さなものなので、長い角材が必要なく、余りぎれで十分に活用できる。

このように、廃材の利用を考えながら製作を進めることで、学習意欲を高め、学ぶ楽しさを体験させることができると思われる。



4 研究内容

(1)廃材を利用した教材開発

(2) 指導計画の検討


5 研究の成果 

・生徒の感想より

廃材で、こんなにきれいに作れるとは思わなかった。

細い板でもつなぎ合わせることで、大きなものもできるんだと思った。

作り終わったが、材料を探してもう一つ作ってみたい。

学校にある機械をうまく使って、古い材料でも新しく生まれ変わって再生できるので、材料をもっと大切にしたい。

小さな材料でも捨てないで、とっておくべきだと思った。

・生徒の感想からわかるように、集成材を利用して製作に取り組んだことで、興味関心を持ち、意欲的に取り組むことが出来た。

また、木材資源の大切さを意識付けることができ、小さな材料でも大切に扱う姿が見られた。

このように、自分の手でひとつしかないものを作るおもしろさや、作ったものを生活の中に取り入れていく楽しさを、体験させることができ、さらに、計画的に木材を利用することで、再生可能な自然にやさしい素材である木の良さを理解させることが出来たのではないだろうか。

6 今後の課題

生徒は意欲的に取り組むことができ、選択技術の授業が楽しく進めることができたが、今後は、技術 とものづくりの中でも生かしていきたい。

その場合、廃材の確保や、指導計画の検討を行わなければな らないと思う。また、環境学習についての、総合的な学習や他教科への発展を、どのように進めていくのがよいのかを、さらに考えていかなければならないだろう。