題材例(応援団支部
スライド式ラック
下の作品:スライド式ラックは、スライド式テーブルを下段に取り付けてある。電話代としての活用(テーブルを引き出してテーブルにしてメモをとる)、ノートパソコンやワープロの台(スライド式テーブルに収納し、使うときに引き出す)、本棚の下を有効利用できるスペース台(スライドテーブルにはトレイなどを置き、引き出し代わりに活用する)など家庭での活用範囲が広がる。
材料・製作工程について
☆材料
 ○ 板材(3枚)  1:側板用  2:背板用  3:スライド棚用
パイン材、(作品がやや大きめなので、軽くて加工しやすい材料が良い)
 ○ スライド金具   長さ250oタイプを使用。(他にも50o単位で長めのスライドも何種類かある。)
 ○ 木ねじ     3.1×16o
 
☆製作工程
 <側板>     <上棚>      <背板>     <スライド棚>
 1.けがき   1.けがき    1.けがき    1.けがき
 
 2.切断   2.切断      2.切断      2.切断
 
 3.穴あけ   3.穴あけ    3.穴あけ    3.穴あけ
 
 4.金具取付                       4.金具取付
 
               5.組み立て
 
               6.素地磨き
 
               7.塗装
No 作業工程 作業内容(留意点)
けがき ・作品例4パターンの中から選択、型紙を利用する。
切断
 
・側板材をのこ引き、他は糸のこ切断。接合部は、正確さ が必要なので、先生が丸のこ盤で切断。
やすりがけ ・縦置きタイプのベルトサンダーで曲面部の仕上げ。
ルーター加工 ・材料の面取り加工、先生がルーター加工を行う。
接合部けがき
 
・材料接合部のけがきは、基準線を引いてから、材料の幅 は実際に材料を接合位置に置いてなぞる。


 
穴あけ


 
・だぼ用の穴あけ位置は、した穴けがき用ジグで、簡単に 正確に行うことができる。
・こぐち面の穴あけは、だぼ穴用電動ドリルで行う。
・板面側の穴あけは、卓上ボール盤


 
胡桃油みがき


 
・各部材が完成後、素地磨き・胡桃オイルみがき・耐水ペーパー(1000番)で、ある程度仕上げておく。
 ※接合部は木工ボンドが付きにくくなるのでオイルが付  かないように注意


 
金具の取り付け


 
・ねじの下穴あけは、木ネジビットを利用すると簡単にした穴が空けられる。
・ねじの寸法は、皿ねじの頭径3.1oを使用。それ以上少しでも頭径が大きい(3.5o)と引っかかってします。
組み立て ・接合部の圧着は、ハタがねorプレス機を使用。
10 胡桃油仕上げ ・完成後、再度しっかりとオイル仕上げを行う。