題材例(応援団支部

題材例:生活を楽しくする物を作ろう

家庭科学習指導案(第6学年)
 
1. 題材名 生活を楽しくする物を作ろう
2. 題材について
 5年生では,ミシンを使って「ナップザック」作りに挑戦した。ここでの基礎・基本は,ミシンの取り扱いと直線縫いができることである。
 6年生では,5年生のミシン縫いの基礎・基本を更に定着することを目標に「エプロン」作りに取り組んだ。しるしをつけるーしつけをするー本縫いをするという一連の作業を繰り返しすることで基礎・基本の定着を図ることをねらいといした。エプロンの形は子供の力量に応じたものにすることを約束し,自由に選ぶこととした。
3. 児童の実態 (男子18名 女子12名 計30名)
・ミシンの糸かけや針つけた一人でできるか。・・・・・・・ できる 20名  できない 10名
・ミシンで何かぬったことがあるか。・・・・・・・・・・・・・・・ ある  29名  ない    1名
・エプロン作りを計画したがどのような気持ちか・・・・・  早く自分のエプロンが欲しい   2名
楽しみ  12名 うれしい   3名
心配    5名   
 
 5年生でミシンをあつかったにも関わらず,半分ぐらいの児童がその操作を忘れており,もう一度復習してから本時に入る必要がある。しかし,時間がたっている割には,半数の児童がミシンの操作を覚えていると答えていることから,その子供達を先生にして一時間ミシンの復習の時間をとることにした。
 自分のエプロンが欲しい,学習が楽しみだと思っている児童が半数以上いるため,楽しくそして興味が持続できるように,また最後までしっかりと仕上げるように見守っていきたい。
4. 題材目標
 ・生活に役立っているものに関心を持ち,自分の作りたい物を考えることができる。
 ・自分の作りたい物の製作計画を立て,計画に沿って,工夫しながら製作することができる。
 ・自分が作った物がどのように役立っているか発表しあい,生活の中で楽しく活用していくようにする。
5. 指導計画
題材名
 
小題材名・指導項目
 
時間
 
家庭生活への
関心・意欲・態度 
生活を創意工夫する能力  生活の技能
 
家庭生活ついての知識・理解












 
@自分の作りたい物を考えよう
・家庭生活をよりよくするための身の回りの物調べ
・アイデアスケッチを描き,自分が作りたい作品の決定







 
○身の回りの生活に役立つ物を調べることができる。




 
○自分の作りたい物を考えたり,形や大きさを工夫したりする。


 
○製作上の課題を考えることができる。
・手縫い・ミシン縫い,布などの学習を生かしすことができる。
○生活をよりよくするためのものが分かる。
自分が作りたい物を決めることができる。
 
A製作の計画をたてよう。
・作り方

 




 
○自分の作りたい物の作り方に関心を持ち,製作

 
○自分の作りたい物の作製計画を工夫し

 
○製作の見通しを持って製作の計画を立

 
○自分が作る物の大きさ,材料,
ゆとり,縫い代
生 活 を 楽 し く す る た め の 物 を つ く ろ う






 
・材料,大きさ,形,
 手順
・製作計画


 
計画を立てようとする。
 
て製作の計画を立てている。
 
てることができる。
 
などがわかる。

 
Bくふうして製作しよう
・自分の製作計画に
そって製作
 布の大きさ
 布の裁断
 しるしつけ
 手縫い,ミシン縫い
・作品がよりよくなるための工夫


 

本時
(8/12)









 
○課題を持って製作に取り組んでいる。









 
○工夫して製作に取り組んでいる。
○よりよい作品にするために工夫している。






 
○手順にそって布の大きさを決め,布を裁ち,しるしを付け,縫うことができる。
○手縫い,ミシン縫いの技能を生かし製作ができる。
○安全に気をつけて活動できる。
○製作の手順が分かり,見通しを持って製作する事の大切さがわかる。
○布の裁ち方,しるしの付け方,手縫いやミシン縫いのよさがわかる。

 
C楽しく使おう
・作った物を活用
・発表
・さらに生活に役立つように


 







 
○作った物をいかそうとしている。
○さらに作品にチャレンジしている。



 
○作った物を楽しく活用したり,工夫したりして生活に生かしている。
○さらに作りたい作品を考えている。
○作った物の活用の様子をまとめ,発表することができる。



 
○活用の仕方や,まとめ方,発表の仕方がわかる。



 
 
6. 本時の指導 (8/12)
(1) 本時の目標
  ○ じょうぶに縫うところや,作る順番を考えながら,計画にそって工夫して作品を作ることができるようにする。
 
(2) 展開
過程 学習活動と内容 支援(○)・評価(★) 備考




































 

エプロンを作ろう
1.計画表を見て,自分がどのような作業をするのか調べる。
 
2.それぞれの計画に従って活動する。
 ・三つ折りや,アイロンかけをする。



 ・それぞれの計画に従って,しつけ縫いをする。  
   (脇)

・ミシンで脇を縫う。







・すそにしつけをする。



・ミシンですそを縫う。



3.本時を振り返り,自己評価を行う。





 


○それぞが,形のちがうエプロンを作るので,自分の計画を確認させる。


○三つ折りのし方や,アイロンのかけ方を正しく行えるように個別指導をする。
★三つ折りにして,アイロンをかけることができる。(技能,知識・理解)
○糸通しや,しつけの仕方がうまくできない児童には,早くできた児童が援助するように示唆する。

○ミシンの糸かけや,針の取り付けが正確にできているか確認する。
○ミシンコーナー,アイロンコーナーを設置し,待ち時間を少なくするように配慮する。
★しつけをし,ミシン縫いができる。  (技能,知識・理解)

★すそを三つ折りして,しつけをすることができる。
(創意工夫・技能)

★ミシン縫いができる。  
(技能,知識・理解)


○各自が,本時の目標を確認し,やり残しがないか調べるようにする。
○次時の各自の目標も,合わせて確認するようにする。
★本時のめあてができたか反省し,次時の各自の目標を持つことができたか。
(関心・意欲・態度)

計画表


アイロン
アイロン台

裁縫道具
ミシン


















計画表
振り返りカード